川崎町観光リンゴ園 渡邉正隆さん

(観光情報誌はっち 2022年 春号掲載)

「リンゴ栽培は身体に染みつく技術」
親から子に継承する「技術」と「想い」

3年前まで、東京で服飾関係の仕事をしていた渡邉正隆さんは、川崎町観光リンゴ園でリンゴの栽培管理をしている父・正典さんからリンゴ栽培の技術を継承するため遠く離れた川崎町へ移住しました。

福島県福島市で60年以上リンゴを栽培していた父・正典さんは、2011年3月11日、東日本大震災で被災し、福島を離れることに。リンゴを栽培できる場所を探していた時、知人から川崎町観光リンゴ園を紹介されたそうです。

幼い頃からリンゴ園で働く父の姿を見て育った正隆さんは、東京で仕事を続ける中、「技術の大切さ」に気づき、父・正典さんが持つリンゴ栽培の技術を引き継ぎたいと思うようになりました。

「リンゴの木を一本一本、目で見て、肌で感じて、丁寧に管理していくことが、リンゴ栽培の技術です。父はこの観光リンゴ園のリンゴの木を5年間見てきました。枝がすべて生え変わった今年のリンゴは、本当においしいと思います。」そう話す正隆さんの言葉は、リンゴ栽培への誇りと愛に満ちていました。渡邉親子が育てた愛情たっぷりの美味しいリンゴ、川崎町にある「農産物直売所De・愛」で買うことができます。

「リンゴ栽培は難しいですが、移住してきたこの地で一期一会を大切にしながらリンゴの魅力を伝えていきたいです。」

全国にファンが多い渡邉さんのリンゴ。毎年、皆が収穫時期を心待ちにしている。今年のリンゴの出来も楽しみ。

※記事の内容は2022年3月時点のものです

川崎町観光リンゴ園

場所川崎町安眞木178
その他リンゴの木オーナ様募集・つがるりんご狩り
問合せ先:川崎町役場 商工観光課 0947-72-3000