コケは私たちの身近にある小さな植物です。庭園や盆栽、コケ玉に使われ、もてはやされるかと思うと生える場所によっては邪魔者扱いされたりします。
コケのふしぎ展は、知っていそうで知らないコケについて知っていただくために企画しました。標本資料や顕微鏡写真、模型、解説パネルを使用してコケについて分かりやすく展示しています。
特に今回は町内在住の研究家﨑山欽一郎氏が香春岳で2010年に日本新産となるサキヤマホウオウゴケ、木村素子氏が2009年に英彦山で発見された新種のヒコサンホウオウゴケについても紹介しています。
﨑山氏は今年で90才を迎えられ、今なおお元気に活動されています。
地道な活動が、新たな発見につながりました。これまでにも、英彦山や鞍手町でもコケに関する展示会を開催されていますが、地元では初めての開催です。広く地域住民にコケの素晴らしさを知っていただくとともに、﨑山氏の業績を紹介したく、地元での開催となりました。
期間中、関連行事として11月3日(祝)13時30分からふるさと館おおとうで、展示品の説明とコケの解説を﨑山欽一郎氏と木村素子氏を講師に行います。﨑山氏の時として脱線する軽妙な語り口が人々を寄せ付けます。
主な展示品については次のとおりです。
展示品 約150点
標本資料
解説パネル(コケの説明)
写真(顕微鏡写真)、イラスト(菅原神社のイチイガシ、香春岳)
模型(胞子体、帽)
テラリウム
コケ採集道具(ルーペ、ビニール袋、ピンセント、観察ノート)
屋外展示コーナー
ふるさと館前の植栽の中に約10種類のコケが生育しています。ふるさと館で基礎知識を仕入れて、コケを観察しませんか?珍しいコケもあるかも!
入館は無料です。
案内
開催日時 | 2015/10/17(土)〜11/23(月) 9時~17時 ※月曜休館(11月23日は開館) |
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開催場所 | 福岡県田川郡大任町大字今任原1666-2(ふるさと館おおとう) |