桜の花が散り、春風に踊るころ、田川地区の神幸祭(じんこうさい)シーズンが始まります。
4月11・12日英彦山神宮の神幸祭が行われ12日の日曜日にお神輿に参加してきました!
御旅所に到着すると宮司さん等による神事が行われていました。
昨日のお下りではこのお旅所で稚児舞や獅子舞が行われたそうです。
隣では、護摩焚きが行われていて厳かな雰囲気を醸し出してます。
担ぎ手たちも集合し始め。
集う有志は地元添田町を中心に、田川地区の消防隊であったり、飯塚市、福岡市など県内を中心に、遠くは関東からもこの日の為に帰ってきている人もいるそうです。
英彦山神宮の神幸祭では法被を藁で編んだ締め縄でとめるスタイル。
お神輿は3基。
中岳、北岳、南岳を象徴しているそうです。
奉幣殿までの距離およそ800m。
しかし、そこには石段が待ち構えており、進むほどに角度は増し、その重量が肩に染みわたります。最初は掛け声も大きかったものが次第に小さなものに。そんな時、参道脇の声援が後押ししてくれ、また一歩足を進めることができます。
そして、三基が奉幣殿に到着と思いきや、三番目のお神輿が奉幣殿を横切り登れば上宮につながる石段をさらに登り始めました。
これは江戸時代以来の100年以上ぶりの光景なのだそうです。
奉幣殿のすぐ上にある下宮まであがり、英彦山の神々もきっと御満足されたのではないでしょうか。
三基が鎮座した境内では昨日に引き続き鉾舞や稚児舞、獅子舞が行われ… と、ここでどうしても気になるのが、宮司と僧侶が同席してるんですよね。
これが明治に神仏分離と定められる以前の姿であり、その姿を取り戻したいと働きかけた有志らの想いであったそうです。
このお神輿、神幸祭に関わる先輩は
「1000人の観光客よりも10人の英彦山ファンを作りたい」と言ってました。 響きます。
そして、私の方も幾分赤くなっておりましたので、いくらかは真面目に担いだ証なのでないか、日頃の怠心を清められたのではないかと。
いよいよ、5月下旬まで田川地区神幸祭の始まりです!!