道の駅とは
道の駅とは、道路利用者(ドライバー)が休憩ができ、道路や地域の情報を手に入れたり、道路利用者と地域との連携の核となる施設あり、国土交通省に登録されたものをいいます。全国で1000を超える道の駅があります。福岡県では16の道の駅がありますが、「道の駅いとだ」は平成23年3月に16番目の駅として登録されました。
鉄道よりも道路の方が先輩
奈良時代か、もっと昔、そのころ既に全国を結ぶ七つの幹線道路(官道)が整備されていたとのことです。九州には西海道が通っていて、官道は30里(約16km)毎に駅(駅家)が置かれ、その駅には「駅」の字が示すが如く、馬が常備されていたそうです。一方、新橋・横浜間に線路が敷かれ駅ができ、蒸気機関車が日本で初めて走ったのは明治五年であり、間違いなく道路の「駅」の方が約1200年程も駅(駅家)先輩なのです。
今日も「道の駅いとだ」には車がいっぱい止まっています。
それでは、駅をご案内しましょう
休憩施設として24時間利用できる情報休憩室やトイレがあります。
自販機には道の駅いとだのゆるキャラが描いてあります。旦那さんのむくでさんとおかつさん、それに黒牛です。 災害救援ベンダーの設置された自販機もあり非常時に備えます。
玄関では焼き芋、焼餅、天ぷら屋さんなどが店を開いています。
物産館(直売所)へどうぞ
玄関ホールでは、ミニコンサートが開かれたり、水彩画や写真を展示しています。
直売所に入ると
いちご(あまおう)等の果物、白菜やブロッコリー、小松菜等の野菜が毎朝出荷されます。
これらの新鮮な野菜は、糸田町はもちろん、田川の八つ市町村から出荷されています。
糸田町の超人気のもつ鍋屋「しんかい」さんの田川ホルモン鍋セットや
「いと良き田」と「おじゅごんち」
糸田町の町名の由来は、「いと良き田」。その名のとおりおいしいお米が採れます。JAのブランドやいとだ泌泉米(たぎりまい)ブランドで糸田町産の夢つくし、元気つくし、ヒノヒカリをその場で精米(無料)して販売しています。
昭和40年代までは、この泉(泌泉)はこんこんと水が湧き出ていて、地元の子供たちはこの鳥居の上から飛び込んで遊んでいたとのこと。
しかし、炭鉱の採掘で水源が断たれてしまい、現在では湧出量が激減している。
天智天皇の九州行幸の際、随行していた大伴金村という偉いお方が、日照りでで困っていた地元の民の声を聞き、鉾でコンコンと叩いた所を掘ると、こんこんと水が湧いてきたそうだ。地元の民はこれに感謝し神社を建立した。
この神社で毎年3月15日に行われるお田植祭を「おじゅごんち」と呼んでいたそうです。
道の駅いとだの愛称を公募して決定したおじゅごんち市場からすお」と、駅のゆるキャラの着ぐるみ「おかつさん」