川渡り神幸祭!!!
いよいよ祭り本番です。
田川市が一年で一番活気にあふれます。
たくさんの露店が所狭しと並び、
人の喧騒や、甘くおいしそうな香りがあたりにひろがります。
出し物の舞台が福岡銀行の駐車場にも建ちました。
そして、離れても見上げねばならないほどの巨大な山笠が市内の各所を練り歩き、山笠を大きく上下させ、
強くアスファルトを打ち付けます。
「ゴツッ、ゴッ」と大きな音とともに
アスファルトが剥げてしまうほど
すごい力がかかります。
20名以上の男性が、力のがきり山笠を上下させその年の亡くなった方の家々をまわり清めていきます。
※山笠を上下させることを、
ガブリといいます。
※山笠と書いて「ヤマ」と読みます。
川渡り神幸祭はその名の通り、神輿や山笠が彦山川に入るという
全国でも珍しいお祭りです。
市内を練り歩いた11機もの山笠は、2機の神輿を先頭に次々と彦山川へ入っていきます。
川へと下る急な坂を慎重におりてゆき、
五穀豊穣を願う五色のバランを揺らしながら川へと入ります。
ここからが一番の見せ場となるところです。
5月といえどもまだ冷たい彦山川の清流に腰上までつかり
そこで、さらに大きくガブリを行うのです。
川の両岸に、万を超える観客を視線を浴びながら、力の続く限り
天下泰平、五穀豊穣を願いながら男衆は一連の動作を繰り返します。
来年もまた、巨大な山笠が彦山川にはいるこの勇壮な祭りを是非見たいと思います。