かつて石炭産業で栄えたことで知られる田川地域。
「♪月が~出た出た~」でお馴染みの炭坑節が歌い継がれるように、その時代の面影は今も至る所に残っています。山々に囲まれたこの土地で、人々が厳しくも豊かな自然とどのように向き合い暮らしてきたのか、想いを馳せながらめぐっていきましょう!

たがわの歴史をのぞいてみたら、面白い発見がたくさん

田川市石炭・歴史博物館

田川の歴史を学ぶならまずはここ!旧三井田川鉱業所伊田坑跡地に建てられた施設には、石炭や炭坑に関する資料が約1万5 千点所蔵されています。大型機械や復元された炭坑住宅のほか、平成23 年に日本で初めてユネスコの「世界の記憶」に登録された、労働者の視点で描かれた炭坑と人々の記録画「山本作兵衛コレクション」の展示も。隣接する石炭記念公園に立つ「二本煙突」は100年以上寄り添い続け、田川のシンボルマークとなっています。

場所福岡県田川市大字伊田2734-1 (MAP
電話番号0947-44-5745
休日月曜(月曜が祝日の場合は翌日火曜)、年末年始
営業時間9:30 ~17:30(入館は17時まで)
駐車場あり

英彦山神宮

日本三大修験山の一つとして、古くから人々の信仰を集めてきた英彦山。400 段以上の石段を登ると、国指定重要文化財の英彦山神宮奉幣殿に辿り着きます。祀られているのは、かつて鷹の姿をして田川の地に現れたと伝わる天忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)。農業や鉱山、工場の守護神、また勝運の神様として敬われています。英彦山神宮奉幣殿参拝には、石段に沿って運行する英彦山スロープカーが便利です。車椅子やベビーカーも乗車でき空中散歩を楽しめます。

場所英彦山神宮
福岡県田川郡添田町大字英彦山1
電話番号0947-85-0001
営業時間9:00〜17:00
場所 英彦山スロープカー
福岡県田川郡添田町大字英彦山1487
電話番号0947-85-0375
営業時間8:30~17:00

青春の門

田川で生まれ育った少年の人生を描く、五木寛之の長編小説。
1969年に連載が始まり、ドラマ・映画化もされました。作中で「異様な山である」と形容された香春岳を一度はその目で見てほしい!

場所日田彦山線香春駅(看板設置場所)

香春神社

香春岳・一ノ岳の麓に建つ、1300年以上の歴史がある格式高い神社。
境内には、山頂の鉱山から落石した巨大な山王石も祀られています。春になると参道をやさしく彩る桜並木は、春香る町そのもの。

場所福岡県田川郡香春町香春733
電話番号0947-32-2868
0947-32-8406(香春町産業振興課)
駐車場あり

泌泉(たぎり)

水田地帯に石の鳥居と石垣をめぐらせた小さな池。
糸田町の地名の由来「いとよき田」の起こりとされています。湧き出る地下水は、1300年以上にわたり人々の生活と稲作を支えてきました。

場所福岡県田川郡糸田町648
電話番号0947-26-0038(糸田町教務課社会教育係)
駐車場なし

和太鼓たぎり

2009(平成 21)年に、伝統文化の普及と継承のため結成された和太鼓グループ。
泌泉から湧き出る清らかで勢いのある水のようにと願い命名されたとか。全国大会で3度優勝を果たしています。

電話番号080-5602-0121(代表:植田)

向山食堂(赤坂小梅)

明治時代の創業から老若男女に愛され続ける大衆食堂。
炭坑節などを全国に広めた民謡歌手で、第1回紅白歌合戦にも出場した「赤坂小梅」の生家でもあります。

場所福岡県田川郡川崎町川崎1069-18
電話番号0947-73-2137
休日日曜・祝日
営業時間10:00〜20:00
駐車場あり

油須原駅

1895(明治28)年に開業した九州最古級の木造駅舎。
老朽化により2022年に復元改装が行われましたが、当時のレトロな雰囲気を色濃く残しており、ドラマのロケ地などにも使われています。

場所赤村大字赤4865-2
電話番号0947-62-3000(赤村総務課企画調整係)
駐車場あり

河村光陽(協奏の庭)

福智町出身の作曲家「河村光陽」の記 念碑やモニュメントが置かれている憩いの空間。
光陽は、戦前から戦中にかけ「かもめの水平さん」や「うれしいひなまつり」など数多くの童謡を世に残しました。

場所福岡県田川郡福智町上野2811(上野の里ふれあい交流会館敷地内)
電話番号0947-28-9111(福智町埋蔵文化財センター)
駐車場あり