春日神社岩戸神楽
伝統継承450年の春日神社 岩戸神楽
人間が用意したまつりの座に神が姿を現し、人々と膳をともにし、楽しむという神降りの芸能で、江戸時代には、五穀豊穣や雨乞いの祈祷として、明治から昭和にかけての石炭産業隆盛期には、産業の発展や安全祈願に盛んに舞われていたものです。春日神社岩戸神楽保存会によって、5月の神幸祭、8月の夏越祭(なごしさい)、10月の神待祭(かんまちさい)に奉納されています。
伝承される鬼面の一つには天保五年(1834)の銘が見られ、現存する豊前の神楽面の中では最も古い部類と言えます。
岩戸神楽は、豊前系の神職神楽に、筑前系の直方流(多賀神社)の神楽が混入した、藩域を超えた神楽の流伝から、他の豊前神楽に比べ特異的な伝承形態を持つ神楽として注目され、平成28年3月には、豊前神楽の一つとして国の重要無形文化財に指定されました。
開催地
春日神社(田川市宮尾町6番13号)ほか
開催時期
5月の神幸祭、8月の夏越祭(なごしさい)、10月の神待祭(かんまちさい)